Google検索は私たちの日常生活に欠かせない情報収集の手段となっています。
しかし単にキーワードを入力するだけでは、望んでいる情報にたどり着くのに時間がかかってしまうことも。
ちょっとした検索のコツを使いこなすだけで、より効率的に正確な情報を見つけられることをご存じですか?
この記事ではGoogle検索の裏技、オプションコマンドについてご紹介します。
Google検索のオプションコマンドとは
Googleで検索を行う時、検索窓から様々なキーワードを入力して検索を行います。
検索したいキーワードのみでも検索できますが、もっと絞り込んだ検索を行いたい時に非常に便利な機能です。
オプションコマンドと検索キーワードを組み合わせることで、検索結果に含める・除外する・フレーズとして扱うなど、詳細検索のような使い方をすることができます。
押さえておきたい5つの検索コマンド
OR検索:OR
キーワードAとキーワードB、どちらか・あるいは両方を含む結果が欲しい時に利用できる検索方法です。
例えば、「鉛筆」と「ボールペン」どちらかのキーワードが含まれるページを表示します。
「OR」は複数使用することができます。
除外検索:-(マイナス)
キーワードAの中に含まれる、キーワードBの情報を除外したいときに利用できる検索方法です。
検索キーワードの後ろに、半角スペースをあけて マイナス( – ) と検索結果に含めたくない除外キーワードを続けて入力します。
例えば、「生成AI」を検索する際に「ChatGPT」を除外したい場合には以下のように入力します。
複数キーワードを含む検索:「+」,「AND」
特定の複数のキーワードをすべて含めた結果が欲しいときに利用できる検索方法です。
「鉛筆」と「ボールペン」両方が一致するページを表示します。「AND」は複数使用することができます。
完全一致検索:””
特定のフレーズをすべて含めた結果が欲しい時に利用できる検索方法です。「フレーズ検索」ともよばれます。
検索したい文字を「” ” (ダブルクォーテーション)」で囲むことで、その語順と完全に一致するページを表示します。
あいまい検索:*
検索文字列が一部あいまいな時に、特定の文字列を含む検索をしたいときに利用します。「ワイルドカード検索」ともよばれます。
以下の情報で検索したところ、ナレッジそのものの説明やナレッジマネジメント、名称ににナレッジが付く企業やサービスの紹介などが表示されました。
もっと便利に使いこなすための5つの検索コマンド
複数の語句や演算子をグループ化:()
「OR」や「AND」の演算子をグループ化し、特定の文字列検索とあわせて利用します。
例えば、『滑り台』と『ブランコ』がある公園を調べたい場合には以下のように入力します。
期間指定:「before:」「after:」
日付を指定して最新の検索結果を表示したり、一定の期間の情報を検索することができます。
最新の技術情報を調べたい時や、一定の時期に発生した出来事を調べる時に便利です。
2024年1月1日から2024年2月29日の間のchatGPTについての情報を調べたい場合は、以下のように入力します。
指定サイト内検索:site:
Webサイトによってはサイト内検索がないものも存在します。「site:」の後に特定のURLを入力し、半角スペースと特定のキーワードを入力することで指定したサイト内の検索ができます。
PCではショートカットキーから文字列の検索ができますが、「site:」のコマンドで検索をするとGoogleで通常に検索するのと同様の形式で検索結果が表示がされます。
ハッシュタグ検索:#
「#」のあとに検索キーワードを入力することで、ハッシュタグがついている情報を検索することができます。
検索結果には、X、Instagram、Youtube、TikTokなどが含まれます。
SNS検索:@
特定のSNSの情報を検索するときに利用します。
ハッシュタグ検索をあわせることで、より検索結果の絞り込みが可能です。
日常で使える便利な検索コマンド
辞書のような検索:define:
単語の意味を調べたいときに利用すると便利な機能です。
define: の後に調べたい単語を入力することで、指定の文字列を定義しているページを結果として表示します。
辞書のように利用できる検索です。
各地域の天気を検索:天気:
コマンドの後に、調べたい地域を指定することで天気予報を検索することができます。
「weather:」と入力しても同じ機能を利用できます。
各地域の情報を検索:病院・食べ物 など
「病院」「食べ物」などのコマンドで検索すると、自動的に附近の病院や飲食店を地図で表示してくれます。
地図やルートの検索:map
コマンドの後に目的地を入力することで、地図表示してくれます。
また、コマンドの後にA(出発地点)からB(目的地)と指定することでルート検索も可能です。
画像検索
SNSで見かけた人物や建物など、詳しく知りたいのに名前もわからず困った…という経験はありませんか?
そんな時はGoogleレンズを使った画像検索が便利です。
Webサイトから画像をアップロードする
Google検索バーの右側にあるカメラマークより、Googleレンズを呼び出します。
検索対象の画像をアップロードし、検索ボタンより検索を行います。
右クリックメニューから検索する
気になる画像の上で右クリックし、「Google で画像を検索」を選択します。
画面が分割されて右側に画像が表示されたら、「この画像を検索」ボタンより検索を行います。
番外編:ちょっと面白い隠しコマンド
検索画面が斜めに傾く:斜め
「斜め」と入力してエンターを押した画面です。
画面がちょっぴり傾いているのが、お分かりいただけるでしょうか。
検索画面が回転する:一回転
「一回転」と入力すると画面が一回転します。
一回転した後は通常の画面に戻りますが、途中で止めたくなったらタブを閉じましょう。
猫・犬の手でスタンプを押してくれる:猫(ねこ)・犬(いぬ)
検索結果画面の右側表示される肉球のマークをクリックすると、画面上をクリックするたびに猫・犬の手がニョキっとでてきて肉球スタンプを押してくれます。肉球スタンプは「esc」を押すと水で洗い流されます。
スタンプを押すときに鳴き声が聞こえるので、仕事中の利用にはくれぐれもご注意くださいね。
まとめ
Google検索のコマンドオプションは、日常使いに便利なものから、使い方に少しコツが必要なものまで多数存在します。
慣れるまでは少し戸惑うこともあるかもしれませんが、慣れてしまえば検索スピードは格段に向上します。
コマンドオプションを使って検索を効率化させましょう。