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「ググる」から「パプる」へ?Perplexityの使い方と魅力、Google検索との違いをわかりやすくご紹介!

「パプる」このキーワードにすぐにピンときた方は、IT情報のアンテナ感度が高い方でしょう。
AI搭載の次世代検索エンジン「Perplexity(パープレキシティ)」を使って検索を行うことを、Google検索で利用されている「ググる」をなぞった言葉として、「パプる」という造語で表現されます。
この記事ではPerplexityが一体どんなものなのか、Google検索との違い、具体的な使い方や魅力などを、初心者の方にもわかりやすくわかりやすく解説していきます。Perplexityの世界を覗いてみてくださいね。

目次

Perplexityについて

Perplexityとは?

インターネットで何か情報を探したい時、多くの人が「Google検索」を利用するのではないでしょうか。Google検索は私たちの生活に欠かせない存在となっています。
しかし近年、Google検索に代わる新たな検索ツールとして注目を集めているのが「Perplexity」です。

Perplexityは2022年にアメリカのスタートアップ企業Perplexity AIによって開発された、AIチャット形式の検索エンジンです。従来の検索エンジンとは異なり、まるで人間と会話しているかのような感覚で情報を得ることができるのが大きな特徴です。

さらにPerplexityは単に情報を羅列するだけでなく、複数の情報源から関連する情報を集めて要約して回答してくれるため、欲しい情報についてより深く理解することができます。

Perplexityの仕組みを理解する

PerplexityはGoogle検索やBingとは異なる仕組みで動作しています。
Perplexityは大量のテキストデータから学習した「大規模言語モデル(LLM)」を活用しています。LLMとは、人間が話すような自然言語を理解し、生成することができるAI技術です。ユーザーが検索したい内容を入力することで、関連する情報を検索して回答を生成します。

Perplexityの大きな特徴の一つは、回答の根拠となる情報源を明示しているという点です。
回答とともに、引用元となるウェブサイトや書籍のリンクが表示されるため、ユーザーは情報の信頼性を確認することができます。これは従来の検索エンジンではなかった仕組みで、Perplexityならではの利点と言えるでしょう。

Perplexityの検索結果

以下はperplexityに、この記事のキーワードである「パプる」を検索した画面です。
「ソース」という箇所に、どんなWEBサイトから回答を出力しているのか表示されます。

無料プランはある?料金について

基本的には無料で利用できますが、一部の機能は有料プランでのみ利用可能です。
検索結果を保存したり、特定のトピックに関する情報を追跡したりする機能などは有料プランでのみ利用できます。

ソフトバンク株式会社は2024年6月より、Perplexity(パープレキシティ)の有料版『Perplexity Pro』」 1年間無料トライアル提供を開始しました。このサービスはソフトバンク、ワイモバイル、LINEMOの3ブランドのユーザーに適用されます。

安全性について

利用者のプライバシー保護に配慮した設計となっています。ユーザーの個人情報は収集せず、検索履歴も保存しません。
とはいえ予期せぬトラブルを避けるため、個人情報や機密情報は入力を控えるなどセキュリティには十分注意しましょう。

日本語対応について

Perplexityは日本語に対応していますが、回答精度は英語のほうが優れています。
しかしながら翻訳精度の向上は飛躍的に進んでおり、日本語でも徐々に快適になっています。今後の開発によって更に日本語での精度が向上していくことが期待されています。

Perplexityの使い方

アカウント作成から始めよう!

アカウント作成は無料で、メールアドレスとパスワードを登録するだけで利用を開始することができます。
アカウントを作成したらPerplexityのウェブサイトにアクセスし、質問を入力して検索を始めましょう。

検索方法について

検索画面から質問を入力してみましょう。

perplexityの画面

通常の検索エンジンと同じようにキーワードを入力して検索することもできますが、Perplexityが真価を発揮するのは自然言語で質問です。例えば「〇〇でおすすめのラーメン屋を教えて」や「〇〇について解説して」のように、会話をするような文章で質問してみましょう。

また検索を行いたくても、その対象を象徴するキーワードすら出てこないときなどもあるかもしれません。
従来の検索エンジンはあらかじめ検索対象を絞らないと欲しい結果にたどり着くことができなかったのに対し、perplexityは質問内容の文脈をくみ取って回答を導いてくれます。検索対象を説明した文章で回答を導き出してくれたり、画像で説明したい場合の画像貼り付けも簡単です。

検索結果について

複数の情報源から関連する情報を集めて要約して回答してくれるため、より深く理解することができます。
回答とともに、引用元となるウェブサイトや書籍のリンクが表示されるため信頼性が確認できますし、関連する情報を複数表示されることでより多角的な視点から情報を理解することができます。

Perplexityの魅力とGoogle検索との違い

従来の検索エンジンであるGoogle検索とは大きく異なる点がいくつかありあります。

メリット

メリット詳細
自然言語による質問が可能複雑な質問も、人間が話すような自然言語で入力できます。
チャット形式でのやり取りまるで人間とチャットしているかのような感覚でやりとりできます。
複数の情報源からの回答複数の情報源から関連する情報を集めて要約して回答します。
情報源の明示回答の根拠となる情報源が明示されるため、情報の信頼性を確認できます。
関連する情報を複数表示より多角的な視点から情報を理解することができます。

Google検索との比較

項目Google検索Perplexity
検索方法キーワード入力文章による質問
回答形式ウェブサイトのリスト表示文章による要約
情報源の明示なしあり
インタラクティブ性 (※)

※インタラクティブ性:対話型であることや相互作用があること

得意とする検索

以下のように、複雑な質問や、複数の情報源から情報をまとめる必要がある検索が得意です。

  • 歴史的な出来事や人物についての詳細な情報
  • 特定のテーマに関する複数の論文や資料の要約
  • 複数の情報源を比較し、客観的な結論を得る必要がある質問
  • 専門的な用語や概念の説明を求める質問

まとめ

ここまでPerplexityについてご紹介してきました。
Perplexityは従来の検索エンジンとは異なる、AIチャット形式の検索エンジンです。会話するように質問をやりとりすることで、知りたい情報をより深く理解することができます。
様々な場面で活用できる便利なツールである「Perplexity」、ぜひ利用してみてくださいね。

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